こんにちは!
こんばんは!
はおです。(*’ω’*)
僕は元銀行員で、大学卒業後4年間地元の地方銀行で働いておりました。
以前ブログで、在職中にFP2級に合格した勉強方法をご紹介しました。

実は僕、在職中にもう一つ、ある「国家資格」を取得しております。
それがITパスポート💻です
銀行員だった頃、唯一自発的に勉強して取った資格になります。笑
今回は、FPのときのようにITパスポート合格のために僕が行った勉強方法とおすすめの教材、学習コンテンツなどをご紹介したいと思います。
【こんな方におすすめ】
- 学生や社会人でITパスポート取得を目指している方
- IT未経験・独学でITパスポートに合格したい方
- なるべく短期間の勉強で合格したい方
ITパスポートとは?
ITパスポートは基本情報技術者試験、応用情報技術者試験と並ぶIT系の国家資格です。
社会人や、これから社会人になる学生が備えておくべきITの基礎知識を証明できる資格とされています。
「ITパスポート」という名前ですが、情報システムやネットワーク、セキュリティ関連の内容に加え、企業活動や経営戦略、会計や法務等、ITを仕事で活用する上で前提となる内容も学ぶことができます。
①IT未経験者でも受験・合格しやすい
ITパスポートの試験を開催している情報処理推進機構のHPによると、
令和4年4月度の社会人と学生ごと受験者のデータで社会人の合格率が65.8%、学生の合格率44.9%となっています。
さらに社会人の中でも非IT系の受験者の合格率が67.4%となっています。
IT系の国家資格としては比較的易しく入門レベルの資格なので、IT系の仕事に従事する人だけでなく、非IT企業の社会人や学生でも受験しやすく、ある程度しっかり勉強すれば合格がしやすいのが特徴です。
②頻繁に受けることができる
通常の検定試験は年間で試験開催の日程があらかじめ決まっており、その日程に合わせて学習をしていかなくてはいけません。しかも年に2~3回しか開催されないものなどが多いですよね(FPとか簿記とか…)。
しかしITパスポートはCBT方式(パソコンを使う試験方式)が導入されており、全国の多くの会場で月に複数回開催されています。
そのため日程・会場をうまく抑えることができれば、何回でも受験することができます。
同時に複数回の受験申し込みはできないようになっていますが、一度受験したら翌日以降に次の申込をすることができます。
CBT方式は試験の採点が受験直後に行われ、合否がすぐわかるようになっているので、
極端な話、一度受験して不合格になってしまっても、翌日以降、なるべく近い日程で次の申込ができたりもします。
一度合格してからも受けることができるので、IT系の仕事をしている勉強熱心な人だと、繰り返しチャレンジして得点アップを目指したりもするようです。
③多くの企業で就活や人事評価においてアピールできる
現在、どの業界・業種・職種でもIT化が進んでおり、ITやそれに付随する経営等の知識は必要不可欠になってきています。
それに伴い、近年は多くの企業でITパスポートを採用活動や昇格要件など人事評価の対象にしています。
学生が就職活動でエントリーシートに記入する資格として取得したり、非IT企業の社会人がITの勉強や人事評価のために受験したりと、多くの人に支持されています。
ITパスポートの合格者に単位認定をする大学や、報奨金を支給する企業もあるみたいです。
僕がITパスポートを受験した理由
僕がITパスポートを受験しようと思ったのは、銀行の本部に勤めていた頃に受験の案内がきたことがきっかけです。
銀行をはじめ金融機関でも、近年Fintechの波を受けてIT系のサービスを推進していこうという動きが進んでいます。
僕がいた銀行でも、僕が本部にいた頃にweb関係のサービスや経営戦略を強化するための部署ができたりしていました(他行と比べるとちょっと遅れている気もしましたが…)
同時にITパスポートの受験が行内で推奨されるようになり、僕の部署にも案内がきました。
僕は大学時代は商学部で経営情報学を専攻しており、Fintechをテーマに卒業論文を書いたりしたのですが、興味本位でITパスポートのテキストを書店で立ち読みしたときに、
「え、これ大学時代に専攻していた内容そのままやん!」
と気づきました。
IT系の部署の行員以外は任意受験だったのですが、僕は少し基礎知識もあったので、この機会に挑戦してみようと思いました。
あとは、この資格を持っていることで、自分自身もIT系の部署に推薦されたり、転職等で有利になるかもな~と思って受けました。
実際のところ、僕が考えているIT業界への転職に関してはIT入門レベルの知識は持っていて当然とみなされるのでメリットにはなりにくいことが多いようですが、個人的には退職交渉の際に上司に説得する材料にはなったかな~と思います。
本店・支店では当時持っている人がほとんどいない珍しい資格だったので、「IT分野に興味があって、資格も持っているのでこれから本格的にその道に進みたいです」というアピールにはなりました。
僕にとっても取得して良かったと思える資格です(^○^)
ITパスポート試験概要
ITパスポート試験の概要についてです。
◎試験時間…120分
◎問題数…100問
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
◎問題形式…四肢択一式(CBT方式)
◎合格基準…以下の基準点をすべて満たしていること
①総合評価点が600点以上
600点以上/1,000点(総合評価の満点)
②各分野別の評価点が300点以上
ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
また、ITパスポートならではの特殊な採点方法なのですが…
①IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいた採点
⇒1問ごとの配点が最初から決まっているわけではなく、解答結果によって調整をして評価点がでるようになっている。
②総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行われる
⇒残りの8問は今後出題する問題を評価するための「お試し問題」なので採点されない。
まぁ、これは僕もよくわからないので頭の片隅に入れとくだけで大丈夫です(^-^;
大事なのは総合評価で6割以上、各分野で3割以上とれていれば合格するということです。
次に合格ラインを目指すための勉強方法について解説します!
おすすめの勉強方法
まず勉強期間ですが、IT未経験の社会人の方は効率のよい勉強をすれば3週間~1ヵ月の勉強で十分合格を狙えると思います。
というのも、ITパスポートはガッツリIT系の内容というわけではなく、企業活動や経営戦略、会計などの内容も含まれます。
なのでIT系の仕事をしていなくても、社会人として知ってる知識の範囲でなんとなくわかる問題もあるのです。
学生さん、特に普段IT系の勉強をしていない人の場合だと、もっと前からコツコツ勉強した方がいいかもしれません。
僕は少し大学時代の基礎知識がある状態でしたが、1ヵ月の勉強で合格できました。
今回はその時の勉強方法をご紹介したいと思います。
(1週目)テキストをざっくり読む+過去問1回分解く
まず最初の1週間はテキストを読みましょう!
テキストは僕が実際に使ったものを次の章で紹介していますが、書店で眺めてみて自分に合うものを使っていただいて大丈夫です。
ここで、はおお兄さんとのお約束!
FPのときと同様、ITパスポートも範囲が広くテキストがかなり分厚くなっています。
初めの段階でクソ真面目に頑張ってインプットしようとしすぎると、途中で挫折する可能性大です。
ここではざっくり目を通すだけにしましょう!
見慣れないIT用語になんとなく見慣れておくだけで大丈夫です。
「『要件定義プロセス』っていうのがあるんだ~」とか「『スパイウェア』っていうのがあるのか~」みたいな感じでOK👍
さらに言えば、テキストを1ページから順番に読む必要はなく、自分が興味がある分野、わかる分野から勉強していくと挫折しにくいです。
5日間くらいかけてテキストを流し読みしたら過去問を1回分解いてみましょう!
過去問は直近4回分(もしくは過去問3回分と問題集の模擬問題1回分)ほど用意しておき、なるべく最新のものから解いていくようにします。
というのも、IT技術は年々新しいものに進化していくので、技術的に衰退していったものは出題されない可能性が高いです。
初めての人はきついかもしれませんが、1回お試しで解いてみると全く分からないIT分野の問題もあれば、一般常識でなんとかわかる問題もあると思います。
1週目はなんとなくでよいのでITパスポート試験の概要をつかむようにしましょう。
(2週目)問題集or過去問道場で分野ごとに問題演習+テキストで復習
2週目は分野ごとに問題演習をやっていきましょう。
僕はある程度きちんと勉強したかったので、詳しい解説が載っている問題集(過去問集)を買って問題演習をしました。(おすすめ教材の章で載せてます)
なるべく教材にお金をかけたくないという人は、FP試験でもおなじみ過去問道場のITパスポート版で、分野を絞って問題演習していきましょう。

ここで勉強していく内容の順番ですが、文系の方・IT未経験者の方はストラテジ系・マネジメント系の問題からつぶしていくのがおすすめです。
理由は、IT未経験者でもなんとなくわかる内容が多く、勉強していくうえで気持ちが乗りやすいからです。
ITパスポートはストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野からなります。主な内容は以下の通りです。
テクノロジ系
⇒IT基礎理論,コンピュータシステム,メモリや記憶装置,IoT,情報セキュリティ等
ストラテジ系
⇒企業活動,法務,業務分析,会計・財務,経営戦略,システム戦略等
マネジメント系
⇒システム開発のプロセス,ソフトウェア開発モデル,プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント等
皆さんが想像する「ITっぽい内容」が多いのがテクノロジ系になります。
問題数も3分野の中で一番多く、最終的に優先して勉強した方がいいのはテクノロジ系です。
しかし、IT未経験者・文系出身者の方だとやや取っつきにくい内容でもあります。
一方、ストラテジ系・マネジメント系は、社会人としてビジネスの世界に入っていくとなんとなく聞いたことある用語とか、ニュアンスでわかる問題もあるので、取っつきやすいです。
自分が得意な分野、取っつきやすい内容から入っていくのが挫折せず勉強していくコツです。
(3週目以降)過去問や模擬問題を繰り返し解き、テキストで復習
3週間目に入ってからは過去問を全分野解くようにし、本番試験の感覚に慣れていきましょう。
問題集などに付いている模擬試験も、その時のITのトレンドを踏まえて作られているので利用してみましょう。
休日など時間があるときは、過去問or模擬問題1回分を試験と同じ形式(120分)で解き、答え合わせ・復習をします。
平日で忙しい場合でも30分~1時間でいいので、過去問道場のサイトや問題集に付いているダウンロード教材で学習しましょう。
僕は休日に解いてわからなかった問題はスマホで写メっておき、通勤の電車の中で復習したりしていました。
過去問を解いていてテキストや過去問道場の解説でわからない場合は、YouTubeのITパスポート過去問の解説動画をみてみましょう。
おすすめは、「やるかやられるかチャンネル」、渡辺さきさんの「ITすきま教室」です!
(試験当日)最後まであきらめない!
当日は試験開始までテキストを確認しましょう。
本番はCBT方式のテストで慣れない部分もあるかと思いますが、問題を落ち着いて解きましょう。
試験は120分で100問の問題を解くので、1問1分ちょっとで解く計算になります。
わかる問題から解いていき、わからない問題は後で時間かけて考えましょう。
勿体ない失点として「当てはまらないものを選べ」という問題で当てはまる選択肢を選んでしまうミスがよくあるので気を付けましょう。
パッと見てわからない問題があっても、選択肢からわかるものがあれば4択の選択肢を3択、2択と絞っていって粘り強く解きましょう。
おすすめ教材・学習コンテンツ
【インプレス】かんたん合格 ITパスポート教科書 令和4年度(坂下夕里&ラーニング編集部)
僕がITパスポートを受験しようと決めて実際に購入し、使ったテキストです!
このテキストの特徴は、
- 試験範囲が幅広く載っており、最新シラバスに対応している
- スキマ時間にスマホで学習できる「テキスト電子版」、本番を想定した練習ができる「模擬試験1回分」等ダウンロードコンテンツが充実している
という点ですね。
僕は特に模擬試験が役に立ちました。
試験本番前に2,3度くらい繰り返して解きました。
本番にもわりと似たような問題が出ていましたよ~😋
【インプレス】かんたん合格ITパスポート過去問題集 令和4年度 春期 (かんたん合格シリーズ)
先ほど紹介しました「かんたん合格ITパスポート教科書」と同じインプレス社の過去問題集です。
こちらの特徴ですが、
- 過去問5回分、予想問題1回分付
- 分野別の頻出問題あり
- 教科書同様、購入者特典で電子版がダウンロードでき、スキマ時間にスマホで学習ができる
この問題集一冊を根気よく解いていくだけでも、試験対策として十分って感じですが、
教科書版とも対応している内容なので試験範囲のインプットを教科書、アウトプットを問題集でやっていくと理解がかなり深まります。
教科書と合わせておすすめの問題集です!
【技術評論社】キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和04年(きたみりゅうじ著)
僕は使いませんでしたが、ITパスポート合格者の多くがおすすめするのがキタミ式ITパスポートのテキストです。
このテキストの最大の特徴はイラストを使った説明が充実していること。
かわいいキャラクターのイラストで用語等を説明してくれるので、IT未経験者でも頭に入ってきやすい内容のテキストになっています。
基本情報記述者試験や応用情報技術者試験バージョンもありますね!
テキストは「絶対にこれじゃないといけない!」というものはないので、なんとなく書店で眺めてみて、自分が勉強しやすそうなものを選んでください!
オンライン資格講座「スタディング」を利用してみよう!
試験まで少しじっくり勉強してみたい方、少しお金をかけてでもしっかりと知識をつけたい方は、
オンラインの資格講座「スタディング」がおすすめです。
スタディングのITパスポート試験講座は、動画講義、テキスト、問題演習がスマホ,PC,タブレットから隙間時間に受講できるのが特徴です。
特に動画講義は、普段聞き慣れないIT用語を図表を用いて丁寧に解説しているので、文系出身者やIT未経験者でも分かりやすい内容となっています。
合格者の体験談の中でも、通勤途中や外出先の隙間時間で学習し、仕事しながらでも合格できたという声、知識なしから学習して2~3週間で合格できたという声が上がっています。
内容は、動画講義、Webテキスト、問題集に加え、直前対策模試、頻出キーワード集がついてきて、充実した内容となっています。
受講料は、通常価格7,920円となっていますが、「2022年合格応援キャンペーン」で2022年6月30日(木)まで2,200円オフの5,720円で受講申込ができます。
最初はお試しの無料講座や無料セミナーを受講することもできますので、ぜひ試してみて学習に役立てていただければと思います。
まとめ
今回はITパスポートに合格する勉強方法とおすすめの教材についてご紹介しました。
これは僕がブログ始める前から書きたかった内容の記事でした。
僕が銀行を退職する前からそうでしたが、金融機関でも近年受験が推奨されている資格なので銀行員の方はFP2級と合わせて取っておくことをおすすめします!
これからITについて学んでいきたい人は入門として学習してみるのはいかがでしょうか?
僕自身、今後も様々な資格に挑戦していきたいと思っています。
ぜひブログ、Twitter、instagramへのコメントもよろしくお願いします!
ではごきげんよう♪
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