会社を辞めたい!退職交渉の仕方

仕事

こんにちは!

こんばんは!

はおです!

僕は2022年3月で4年勤めた銀行を退職しました。

5月からハローワークがやっている職業訓練校に通っています。

 

転職等で現在の職場を退職することになった場合、退職を会社に伝えるのはドキドキしますし、辞めるまで相当エネルギーを使うと思います。

今回は、僕が銀行退職を決めてからどのように退職交渉をしていったかご紹介したいと思います。

 

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退職交渉の仕方

直属の上司に退職の意思を伝える

まず、退職の意思を直属の上司に伝えましょう。

法律上は一般の会社員退職の意思を伝えた2週間後には退職することができると定められており、会社は拒否することができないそうです。就業規則だと「希望日の2週間~1ヵ月前」と定めている会社がほとんどみたいですね。

 

引継ぎや後任者の調整のことも考えると、2~3か月前に伝えるのが良いと思います。

直属の上司というのは、会社や所属部署の規模によって異なるかと思いますが、課長や部長等、普段自分の仕事の指導をしてくださったり、勤怠管理をしている上司の方がいればその方に伝えてよいかと思います。

 

僕の場合ですが、

2022年の3月末での退職を考えており、退職は2月の初めに伝えました。

このタイミングに伝えたのは、以下の理由からです。

  • 希望時期の2ヵ月前だから
  • 1月に自分が仕事で大きな案件を抱えており、2月に入って落ち着いたから

 

僕は辞める前は本店営業部の個人営業課という課にいたので、退職は個人営業課の課長に伝えました。

 

このタイミングではまだ直属の上司以外には伝えないようにしましょう。

一番に伝えるべき上司を飛び越えてさらに上の立場の方や、人事に伝えるのはマナー的にも良くないです。円満退職の為に適切な順序で話をしていくようにしましょう。

 

 

退職の話の切り出し方

 

退職の切り出し方ですが、伝える上司の方が比較的忙しくないタイミング(朝・昼休み等)で声をかけ、アポイントを取りましょう。

どうしても直接声をかけるのが難しい場合は、メール等で都合を確認します。

この時はまだ退職のことは伝えず、相談したいことがあるということでアポイントを取ります。

 

 

僕は退職を伝える日の朝(銀行の営業時間前)に課長にこう伝えました。

「今の仕事のことでご相談があります。お忙しい中大変恐縮ですが、ご都合のよい時に少しお時間をいただけないでしょうか。」

 

課長からは

「わかった。はおくんが落ち着いたときに声かけてきていいよ。」

と言っていただいたので、その日の営業時間終了後、締め作業が落ち着いたときにまた声をかけ、話を切り出しました。

 

当たり前ですが、話を切り出すときは上司の方と2人だけで話ができる場所(会議室や接客用のブース)を選びましょう。

 

 

 

退職の意思を伝える

いよいよ上司に退職の話をします。

 

僕は課長にこう切り出しました。

「お忙しいところお時間いただきありがとうございます。突然で大変申し訳ございませんが、一身上の都合により退職させていただきたくお時間をいただきました。」

 

 

最初の一言はほぼこれでいいと思います。

 

が、そのあとほぼ必ず理由を聞かれると思います。

普通は「一身上の都合」問題ありませんが、それで押し通せない場合がほとんどです。

自分の中でなぜ辞めたいのか、辞めてどうしたいのか

という軸はぶれずにしっかり持っておきましょう。

ここの軸がぶれぶれの状態で、

退職を検討しています」「考えています」等弱気な言い方だと、まだ決心がついていない様子と捉えられて引き止めにあい、退職交渉が長引く可能性があります。

 

また、「今任されている仕事が自分に向いていない」「○○さんと働くのが嫌だ」等、不平不満の理由は会社にとってもあまりいい気持ちはしませんし、部署異動や人員配置で解決できるんじゃないか、と引き止めの口実にもなるので、言わない方が良いです。

 

 

ここで重要なのは

  1. 「退職を決心している」ことがはっきりわかるように伝えること
  2. 今の仕事の不満ではなく、前向きな理由を伝えること

 

 

転職の場合は転職先が決まったうえで「○○の仕事に興味を持っており、転職をすることになりました。」というように伝えるのが良いかと思います。

 

 

僕はたしか、

「かねてよりIT業界の仕事に興味を持っておりました。ITパスポートの試験を受けたり、PCスクールに通う等して勉強をしていましたが、5月よりハローワークが実施している職業訓練に通って、本格的にIT業界への就職を目指すため、退職させていただきたいです。」

と伝えました。

 

退職希望時期はこの時一緒に伝えてもよいと思いますが、「○月末までの退職を考えています」と相談するような形で伝えましょう。

 

課長からは「退職はいつから考えていたのか」「職業訓練に行くことはもう決定なのか」「いつ頃の退職を希望しているか」等細かい質問はされましたが、強く引き止められることはなく、最終的に「わかりました」と話を聞いてくださりました。

 

僕より前に辞めた同期たちの話を聞くと、上司から引き止めにあって大変だったそうなので、僕も少し覚悟していたのですが、僕が所属していた課の課長は話をしっかりと聞いてくださる方でした。

少し考え込むような感じでしたが、最終的に

「銀行の上司としてはこんなこと言ったらいけないかもしれないけど、人それぞれの生き方があるから人生の先輩として言うなら、退職は全然引き止めたりしない。はおくんが進みたい道があるなら、それに向かって頑張りなさい。」

と言っていただきました。

 

 

上司から引き止めにあったら

あなたが退職交渉をするように、上司も「退職引き止め交渉」をしてくるでしょう。

 

やはり上司は部下となる社員たちの仕事や勤怠状況を管理する立場にあるので、自分のところの社員が辞めてしまうと自分の人事評価にも関わってくるんですね。

「お前の管理が悪かったから辞めたんじゃないのか」と管理能力を疑われたりするので、上司としても辞めてほしくないのは当然だと思います。

 

具体的には、昇給や昇格、部署異動等、条件面での不満を解消するような提案をされたり、「辞めるなんて残された人間への迷惑は考えないのか」など強気に来られる場合もあるかもしれません。

様々な方法で引き止められるかもしれませんが、これまでお世話になったことへの感謝を伝えつつ、どんなことを言われたとしても冷静に対応し、退職の意思は変わらない旨伝えましょう。

 

もし好条件を提示されたとしても、ただの口約束で叶わない場合があります。

また、引き止めによって気持ちが揺らぎ、会社に残ったとしても「一度退職しようとした人」とレッテルを貼られて居づらくなるかもしれません。

「退職」は一度言ったら引き返せないと思ってください。

ここまできたら腹を括ってびしっと伝えましょう。

 

 

 

僕の場合ですが、課長に一通り伝えてご理解いただいた後、

「もしはおくんさえよければ、このまま副部長もここにお呼びして話を通すこともできるけどどうする?」

と提案されたので、そのまま副部長(課長より上の職階の方)ともお話をしました。

副部長にも、今の状況(次の進路やプランは決まっているか等)を聞かれたり、銀行内のIT部門で働く道もあるけどそういうのは考えていないか等の提案は受けましたが、丁寧に対応し、退職を希望する旨伝えました。

最後に

「なるべく皆様にご迷惑をおかけしないよう引継ぎをし、最後まで自分の仕事を精一杯やっていきます。よろしくお願いします。」

ということも伝えました。

 

 

後日、本店営業部の部長と人事担当の方からも、退職のことで面談したいと言われたので面談をしました。

いろいろ聞かれ、銀行に残る選択肢もやんわり提案されましたが、強く引き止められることはなかったので良かったです。

 

人事担当からは、今後の人事の参考にしたいということで少し詳しめに話を聞かれましたね。

具体的には、働いていた中でネックになっていたこと、上司から嫌がらせやハラスメントに遭っていなかったか…等。

最初の支店のときに理不尽にめちゃくちゃ怒鳴ったり、挨拶をガン無視してくるめっちゃ嫌いな上司がいたので、一応その上司のことだけ伝えときました(笑)

 

 

 

退職が決まったらするべきこと

 

 

引き継ぎ

退職にあたって、自分がそれまで担当していた仕事をほかの誰かに引き継ぐ必要があります。

毎日行う定例の業務をマニュアル化したり、その時点で抱えている案件等を文書にして後任者が分かるようにしましょう。

 

営業職の方などで自分の担当のお客様や取引先がある場合は後任者と一緒にご挨拶にも行きましょう。

僕のいた会社(銀行)は退職や異動のときに銀行の書式で「引継書」というものを作らないといけなかったので、引継ぎ事項をそちらに記載し、課長の承認をいただいてから後任者に引継ぎをしました。

 

 

有給消化

有給が残っている場合は上司と相談の上で退職までに消化しましょう。

有給休暇は労働者に平等に与えられた権利なので、もちろん取得はできますが、有給によって引継ぎが不十分なままだと職場に迷惑がかかり、円満に退職することはできません。

有給消化が可能な日数を確認し、後任者や引継ぎのスケジュールを決めておくようにしましょう。

 

上司の方からは有給の話はしてこない場合もあるので、退職のことを伝える際に「有給消化をしたい」ということも同時に伝えておくといいかと思います。

 

僕は2週間ほど有給消化が可能な状態でしたが、

なるべく最後まで働いて、銀行のこと、仕事のことをしっかり吸収して辞めたかったので、退職前の有給は1日しか使いませんでした。

(その1日は、会社の社保が使えるうちに歯医者で親知らずの治療をしたり、ハローワークで求職活動をするのに使いました)

 

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各種退職手続き

 

具体的には退職願・退職届の提出、その他退職における書類の提出などですね。

これは直属の上司や人事担当から指示があるので基本的にはそれに従っていればよいかと思います。

 

通常は退職願を提出し、承認されて退職することが確定してから退職届を出す流れになります。

僕は課長から退職願の提出を指示されましたが、退職届は特に指示がなかったので提出はしていません。

会社によってはどちらも書式が用意されていて、それに名前の記入と印鑑の押印をすればよい場合もありますので確認しましょう。

 

あとは退職後の健康保険の手続きや財形・持株等の解約等、人事から書類の提出を求められるので期限に遅れないようにしましょう。

退職後すぐ転職せず、僕のように雇用保険(失業手当)を受け取る人は雇用保険の申請に離職票が必要になるので人事担当に依頼しておく必要があります。

必要な手続き、退職までにしなくてはいけないこと等は随時直属の上司や人事担当に確認をしておきましょう。

 

 

 

同僚や上司の方に退職の報告をする

 

退職が受理されたら、同僚や上司の方などお世話になった方々に報告していきましょう。

僕は、所属していた部署全体には退職1ヵ月前に報告をしましたが、それより前に退職願を提出した時点で、仲の良い同期や自分の後任となる人には伝えていました。

それから様子をみて少しずつ、過去にお世話になった上司の方々にも報告していきました。

これは仕事で関わった人全員に言う必要はなく、個人的にお世話になったな~とか、この人には伝えとこうかな~って思う人に伝えましょう。

伝えるときは対面か電話、どうしても無理な時は社内のメール等でもよいかと思います。

僕は4年間で3か店経験し、本部と本店の営業部にいたこともあり、お世話になった方々は比較的多かったと思います。

1人くらい嫌味なこと言う人もいるかな~と思ったりもしたのですが、いざ報告すると、「これから新しい道で頑張って」と皆さんから労いの言葉をかけてもらったので嬉しかったですね(;_:)

「辞めてからも仲良くしよう」と言ってくれる同期や、

取引先にIT系の人材募集してる会社あって紹介もできるから就職活動で困った時は相談してね」と言ってくださる上司の方もいました。

今までお世話になった方々にはこの機会に感謝の気持ちを精一杯伝えましょう。

 

 

 

まとめ

以上が、僕の経験も含めた退職交渉のお話になります。

僕の場合は、直属の上司がしっかり話を聞いて対応してくださる方だったので、思っていたよりもスムーズに退職まで進むことができたと思います。

大変なことも多かったですが、本当にたくさんの人とのご縁があって4年間働くことができました。

 

辞めてからもうすぐで2ヵ月立つのですが、辞めてからも意外と銀行時代の知り合いと会うことがあります。

今でも「お元気ですか」とか「仕事は順調ですか」とか普通に話せる関係です!

退職するのであれば、せめて残された人たちにもいい印象を持たれて出ていきたいですよね。

 

世間は意外と狭いので、2度と会わないと思っていた前職の人と会うこともありますし、転職先に自分の前職の話が伝わることもあります。

 

次のステップに気持ちよく進むためにも、やるべきことはしっかりやって円満退職を目指しましょう!

 

 

今回の記事に関し、感想やご意見がありましたらぜひよろしくお願いします!

ではまた会いましょう(^^)/

 

 

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