こんにちは、こんばんは
はおです!
僕は新卒で4年間、地元の地方銀行に勤めていました。
4年で退職しましたが、在職中にFP3級、FP2級を取得しました。
銀行をはじめ、金融業界で働く皆さんにとって、FP試験(特に2級)は人事評価や昇格要件にもなってくる資格ではないでしょうか?
今回は、僕が合格したときの勉強方法を紹介させていただきたいと思います。
【こんな方におすすめ】
独学でFP試験合格を目指す方で、本番まであまり時間がない方
まず、ここで取り扱うFP試験についてですが、
主に2級に関してのお話をさせていただきます。
しかし、3級を受ける方も同じように参考にできるお話なので見ていただければと思います。
また、僕自身FP2級は一発合格ではなく、何度も受けてようやく合格しました(^-^;
なので最後の受験時には若干それまで勉強した分の知識がある状態でした。初めて受験する方と比べると若干アドバンテージはあったかと思います。
今回3週間で合格する方法としてご紹介させていただきますが、もちろん1ヵ月、2ヵ月前とできるだけ早めに勉強しておくことをおすすめします。
FP2級試験について
FP(ファイナンシャル・プランナー)は顧客の夢や目標を実現するために、貯蓄や投資、保険、不動産、税金、相続など、資産設定・生活設計をプランニングし、必要に応じて他の専門家の協力を得ながら、その実行援助をしていく専門家です。
FPは人気のある国家資格となっており、金融機関に務める多くの人がそれぞれの級に挑んでいます。
特に2級は、金融機関に勤務する人の昇格要件になっていたり、就職・転職などにおいても評価の対象となることが多いです。
試験は毎年1月、5月、9月の3回行われています。
金融財政事情研究会のサイトから確認ができます↓
FP2級は以下の条件を満たす方が受験をすることができます。
1.FP3級の合格者
2.FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者
3.日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
(修了日が受験申請受付最終日以前の日付に限る)
4.厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
銀行員の方だと1と2に該当する人が多いと思います。
試験内容自体は3級の内容が分かると2級にも生かせるので、FP3級を取得してその流れで2級を受験するのがおすすめです。
短期合格を目指す勉強方法
準備をするもの
- テキスト
- 過去問
- スマホ
テキストについてですが、僕が使っていたものをご紹介します。
①【株式会社きんざい】最短合格 2級FP技能士
②【ナツメ社】FP技能士完全攻略テキスト 2級
テキストは特にこれでなければならないというわけではないので、なんとなく全体が載っていて、自分が見て内容が分かりやすいものを選びましょう。
僕は働いていた銀行で株式会社きんざいのテキストが斡旋販売されていたので、そのテキストをはじめ使っていましたが、なかなか合格ができず期間がたってしまい、問題内容の法改正に対応するためナツメ社のものに買い替えました。
僕のようなことにならないよう、なるべく1発合格を目指しましょう!
過去問はきんざいのHPからダウンロード可能です。
直近3~4回分ほど準備しておきましょう。
スマホですが、紹介する学習方法の中でおすすめのwebサイトや学習用コンテンツがありますので、通勤時間やスキマ時間にも勉強ができるようにしておきましょう。
最近はテキストの付録でスマホにダウンロードしてスキマ時間に学習できるコンテンツもあります。
また、テキストとは別で、問題集や過去問集、模擬試験なども販売されていますが、以下の理由でわざわざ買う必要はないかな~と思います。
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出るかどうかわからない問題なども載っているから。
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過去問は買わなくてもきんざいHPから入手できるから。
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現在は学習アプリやYouTubeなどwebで勉強できるコンテンツも多いから。
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普通にお金がかかるから。
どうしても紙の教材を使いたい人、余裕があって問題演習をたくさんしたい人はもちろん買うのはOKですが、過去問とテキストを中心によく出る部分を勉強していったほうが効率がいいかと思います。
勉強方法
(1日目~3日目)テキストをざっくりと読む
まずテキストをざっくりと全範囲目を通します。
ここで個人的に1番やってはいけない勉強方法は、
テキストを最初から最後まで丁寧に読んでインプットしていき、ある程度理解できてから過去問などの問題演習にとりかかることです。
FPのテキストって、購入してもらったらわかると思うのですが、めちゃくちゃ分厚いです。
だいたいどこの会社のテキストでも400ページとか500ページくらい平気であると思います。
こんな分厚いテキスト、最初から最後まで真面目に読もうとするとほとんどの人が挫折すると思います。
見ただけで気分悪くなりませんか?少なくとも僕は最初このやり方してて吐きそうになりました。
満点を目指したいとか、本物のFPになりたいという方であれば話は別ですが、合格だけ目指すのであれば、ここまでしっかり読み込む必要はありません。
ここではざっくり目を通すだけで結構です。
「つみたてNISAっていうのがあるんだな~」とか「損益通算っていうのがあるんだな~」とか、なんとなく用語に見慣れておく程度でOK。
ここはあまり時間かけず2~3日くらいで目を通せればいいと思います。
(4日目~10日目)過去問を使って問題演習
テキストの内容をざっくり把握したら、過去問を1回分を解きます。
ここでの解き方は本番のように一気に全部解くのではなく、1分野ごとに過去問⇒答え合わせ・復習をします。
例えば、
2022年1月の問題の第1章のライフプランニングの分野の過去問(問1~問10)を解き、答え合わせ・テキストで復習、第2章のリスク管理の分野の過去問(問11~問20)を解き、答え合わせ・テキストで復習
…といったように1分野ずつやっていきます。
必ず第1章から順番に解く必要はなく、1章を解いたら次に6章(相続・事業承継)、2章を解いたら4章みたいな感じで解いていっても大丈夫です。
その際は過去問は正解の番号だけでなく、他の選択肢やその周辺の重要事項もテキストで確認をしていき、必要に応じてテキストや過去問に書き込みをして本格的にインプットしていきます。
テキストを読んでも分からない内容の場合は、YouTubeに過去問解説の動画を出しているYoutuberの方がいるので、その動画の解説をみます。
僕は「ふぃなぱずFP探求チャンネル」というチャンネルをみて勉強しました。
このチャンネルはFP1級の有賀圭吾先生が、過去問を1問ずつ丁寧に解説してくれます。
僕がこの先生の解説でいいと思うのは、「この選択肢は頻出です」とか「この選択肢は難しいので解けなくても大丈夫です」とはっきり言ってくださるので、本当に必要な部分が分かりやすいことです。
だいたい10日目くらいまで過去問1回分につき3日ほどかけて「過去問1分野解いて復習」の勉強をやっていきます。
(11日目~14日目)過去問を本番のように解く⇒答え合わせ、復習
過去問を実際の試験形式で1回分解き、答え合わせ・復習をします。
これは現時点での自分の点数、理解度を確認するためにします。
できればここまでの時点で過去問3回分は解いておくようにしましょう。
(15日目~17日目)不安な部分をテキストやwebコンテンツで確認or過去問2周目
過去問で点数の低かった分野を中心に不安要素をテキストやwebコンテンツで勉強します。
特に計算問題とかはなるべくここで解けるようにしておきます。
このとき僕がよく利用していたのが、FP2級ドットコムというサイトの中の「過去問道場」というサービスです。↓

過去問を試験回や分野ごとに絞って解くことができて解説もついています。問題の難易度がランク付けされているので重要な問題に絞って学習できます。
僕は、通勤などのスキマ時間にひたすら問題を解き、間違えた問題は問題文と解説をスクショして、時間がたってから再度確認していました。
またここで1回分でもよいので過去問2周目を解いておくと1度やったことの確認ができるのでよいかと思います。
(18日目~試験当日)実技試験対策+学科最終確認
試験2,3日前くらいから、過去問を使って実技試験の対策をします。
FPは学科と実技は別々で申込ができますが、基本的に同時に受けたほうがいいです。
学科試験と内容はあまり変わらず、選択問題に加え計算問題などが少しあるくらいなのでそこまで実技対策だけに時間をかける必要はないと思います。
ちなみに僕は「個人資産相談業務」を選択しました。
受けている人が多く、たぶん内容もほかの分野に比べて入ってきやすいと思います。
前日は、過去問道場のサイトで過去問を解く⇒間違えたところ、不安なところをテキストで確認、これを繰り返していました。
試験当日はテキストだけを持っていき、直前まで読み込んでいました。
学科試験は120分とかなり時間があるので1度全問解いたら必ず見直しをしましょう。
問題文に「当てはまる選択肢」を選ぶ問題と「当てはまらない選択肢」を選ぶ問題があります。
間違えて解答していないかチェックしましょう!
【最終手段】本当に試験まで時間がないときは1分野捨てる!
できれば1ヵ月前など早めに勉強をするに越したことはありませんが、どうしても時間がないときの最終手段で1分野捨てるという方法があります。
FP2級は6つの分野各10問ずつの60問で構成されており、60点満点中6割(36点)取れていれば合格です。
分野別の合格ラインはないので、極端な話、1章のライフプランの分野が0点でもほかの5分野の合計で36点以上取れていれば合格になります。もちろん問題は記号選択なので、勘で答えて当たることもあります。
なので、苦手な分野の勉強は諦めてほかの分野に集中して勉強するというのも1つの戦略としてありです。
僕の銀行員時代の先輩で、この方法で学科試験合格した方がいました。
その先輩は試験10日前くらいから勉強始めて、第5章の不動産の分野がなんとなく内容が取っつきにくいという理由で勉強を諦めたそうなんですが、
不動産分野を鉛筆転がして解いて合計38点取れたそうです。
めっちゃ笑いましたwww
これはあくまで最終手段にしときましょう(^-^;
オンライン資格講座「スタディング」を利用してみよう!
少しじっくり知識をつけてみたい方は
オンライン資格講座「スタディング」がおすすめです。
スタディングのFP2級・3級講座は、テキスト、動画講義、問題演習等のコンテンツがあり、スマホ,PC,タブレットから通勤・通学の隙間時間に受講できます。
動画講義は1回の講義が30分程度で、テーマごとに内容が細かく分かれているので5,6分程度の隙間時間でも学習しやすくなっています。
問題集は、間違えた問題・後でもう一度やりたい問題を選んで出題してくれるので苦手対策がしやすいようになっています。
ガイドに沿って適切な順番で学習ができる機能も付いているので、「今日は何を勉強しよう」と悩むこともありません。
無料コースでお試しもできるのでぜひ学習に役立てていただければと思います。
まとめ
以上が僕が行った試験対策になります。
過去問は繰り返し何度も解いていると、正直答えを覚えてきます。
勉強という意味では定着しずらいので良くないかもしれませんが、試験合格を目指すという意味ではやはり過去問を多く解いて問題の傾向を掴むことが一番の近道になります。
特に、社会人の方は仕事もあるのでなかなか1日の中で学習の時間を作るのは難しいかもしれませんが、せっかく高い受験料払って受けるのであればしっかりと資格という形で回収したいですよね。
今回の記事が少しでもFP試験を受験する皆様のお役に立てば幸いです。
また、資格試験関連でITパスポートの勉強方法や教材を紹介した記事も書いているのでぜひご覧ください。

今回の記事に関して感想やご意見などございましたら、是非コメントをよろしくお願いします!
ではごきげんよう(-ω-)/
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